YAPC::Hakodate 2024に行ってきました

YAPC::Hakodate 2024、ほんと良かったですね。

函館生まれながら、というか、函館生まれだけに、YAPCを函館でやると聞いたとき、正直「函館でやるの?マジかよ」と半信半疑に思っていたのですが、実際に参加したら「函館でやったの、良かったよ!」という確信と驚嘆に変わりました。

わいとんさんをはじめ、YAPC::Hakodate 2024 のスタッフや実行委員会の方々、本当にありがとうございました。

札幌発

毎年10月は年度末納入案件のキックオフがあるなど、まあまあバタつく時期ではあるのですが、今年も例にもれず、バタバタしており、何時にどうやって移動するか、最後まで迷っていました。

現住地の札幌から函館への移動は、飛行機だと丘珠空港までの移動も含めて1時間半で株主割引で10945円、JRだと札幌駅までの移動を含め4時間半で10000円ほど、自動車だと5時間ちょっとで高速料金が6010円になるのですが、会場の「公立はこだて未来大学」の交通の便が微妙なので車で行きたかった気持ちもありました。

結局は時間優先で飛行機にしたのですが、諸々の都合で朝5時起きして金曜日の朝一便で移動することにしました。

函館入り

前日のうちに10月4日金曜日の午前中に打ち合わせしたいとの依頼があり、函館駅付近の貸会議室を借りて、午後3時頃までそこに逗留することになりました。

 

その間、ようやく打ち合わせや調査などを終えてから、母に頼まれたトラピストクッキーや函館千秋庵のどら焼きとカステラを函館に現存する最後のデパート「丸井今井」の地下で購入しつつ、函館市民会館に向かいました。

はこだては雨が似合いますね。

前夜祭

アンカンファレンス

アンカンファレンスは、最初どうなるのかと思ったものの、司会のわいとんさんの力量もあって次第に空気が温まった感じで、最後はだいぶ盛り上がったように思います。

生成AIもテーマになっていましたが、結構使っている人が多くて自分の印象と違うなと思いました。自分の意見は「コード書くの楽しいので、AIにその楽しさを奪われてたまるか」なんですが、それでも今後はセカンドオピニオン的に使ってもいいのかな、とも思いました。

リジェクトコン的なトーク

それぞれ興味深い話しでしたが、自分はバックアップ戦略に関するトーク「入門 バックアップ ~ データ保護の基礎から実践まで」が大変興味深くて、リカバリ方法に応じてバックアップもしっかり考えないとな、という気持ちを持ちました。

座談会「必ず来る未来?IT業界での50代をどう過ごす?」

自分としては「まもなく終わるIT業界での50代」なので、若干距離を置いた目線で聞いていたのですが、それでも「あるある」と共感する部分もあり、しかし、お三方とも自分とは違ってエンジニアとして有能なんだなーと思う点もあり、却って自分のキャリアについて考えさせられる面が多かったように思いました。

前夜祭の飲食

非常に良かった。大沼ビールうめー。函太郎うめー。ハセストのやきとり(豚)うめー。

なにこれ最高かよ。

ホテル

東横インにチェックイン。いつもお世話になっております。 軽く海鮮を食べたあと、寝不足もあって早めに就寝。

YAPC::Hakodate 2024 当日

朝起きて飯を食ってたら、すでに現場入りしているスタッフの方のエモいポストを見つけて気分爆上げ。どうやら名物の「ブラインド芸」というものらしいです。

その後、実行委員会の勧めで予約していたバスチケットで朝8時半に移動開始。

バスの中はとてもにぎやかで、ほどなくして会場である「公立はこだて未来大学」に到着。自分が大学受験したときにはこんな大学はなく、こんなモダンな建物で学べる学生がいるのはちょっと羨ましいなあと思いました。

 

ゲストトーク ー シェルとPerlの使い分け、そういった思考の道具は、どこから来て、どこへゆくのか? ー 公立千歳科学技術大学 深町賢一 先生

深町先生とは Perl入学式 in 千歳 やそれ以前から何かと交流があり、いつも楽しくお話しを伺っていたのですが、スライドをみると分かるように、少しのお話しの背景にはこんなに脚注が付くほどのバックグラウンドがあったのか、と改めて凄さを思い知らされることになりました。

このトークやスライドは何度でも見たいですし、ある意味後世に語り継がれるのではないか、とさえ思いました。

lectures.fml.org

トーク ー プロファイラ開発者と見る「推測するな、計測せよ」  ー Daisuke Aritomoさん

とても本質的な話しに終始していて、切れ味も鋭いお話しで、もちろんベストトークに投票しました。

何かと雰囲気で話されることが多いパフォーマンスやボトルネック問題とどう取り組むべきか、については普通に仮説検証型のアプローチでなくてはならない、ということで非常に良かったです。

プロファイラ開発者と見る「推測するな、計測せよ」 by Daisuke Aritomo (osyoyu) | トーク | YAPC::Hakodate 2024 #yapcjapan - fortee.jp

小腹

そろそろおなかがすいてきたなと思ったら、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーが振舞われるとのことで、全速力で1階の食堂にワープして、ゲットできました。

今回の函館行きでは食べる時間が無さそうだったので、非常にうれしい!そしてうまい!コアップガラナとの組み合わせは最高!

運営委員会の粋な計らい、本当にありがとうございました。

樽募金

今回も些少ながら募金しました。

中座

出発前に仕事で函館に行くと母に伝えたら、是非墓参りにゆくように勧められ、納骨堂のある美原2丁目の本行寺へ行き、線香をあげて拝んできました。

タクシーで片道1500円なので近いと言えば近いのですが、公立はこだて未来大学の場所が非常にエグいので、こんなところ通れるの?というところを通るので驚かされました。

ランチチケット

今回はランチチケットが配られて、キッチンカーが出ていて、お祭り感がでていて非常に楽しかったです。私はたこ焼きの列に並び、おいしくいただきました。

トーク ー Webセキュリティのあるきかた ー akiymさん

昔 Hokkaido.pm Casual でお見かけしたakiymさんが登場。

当時彼はまだ高校生だったと思う。トークでは、Webに関わる全ての人が踏まえるべきWebセキュリティに関するオーバービュー的な内容で、その裏には過去に多くの不正が行われたことが背景となっており、今後も注意すべき仕様について解説されていて大変勉強になりました。

Webセキュリティのあるきかた - Speaker Deck

座談会 ー 北海道のエンジニアコミュニティ座談会

思ったことは以下のとおりです。

ライトニングトーク

今回はどれも興味深い話しで、全員が時間配分に成功していたのが印象的でした。

そのなかでも、uutan1108さんの登壇が自分的には印象深い出来事でした。 最近、Perl入学式 in 千歳に参加していた学生さんが各方面で活躍している噂は聞いていたものの、YAPCで目の当たりにするとは、という感動がありました。

Perl入学式 in 千歳には何度か手伝いに行っていたもので) 

学生の時に開催したPerl入学式をきっかけにエンジニアが組織に馴染むために勉強会を主催や仲間と参加して職能間の境界を越えていく - Speaker Deck

あとは、クリエイティブコーディングのトークが面白かったです。 まさに「その発想はなかった」という感じで、ご本人も「正解はない」は無いと仰っていましたが、自分が「いい」とおもえるもの「美しい」と思えるものへ突き進んで行ける世界があることを知りました。 

自分だけの世界を創るクリエイティブコーディング / Creative Coding: Creating Your Own World - Speaker Deck

キーノート ー Develop to Survive ー @moznionさん

とにかく笑いました。いい話しとブラックなオチの間を何度も行き来するのは非常に痛快でまったく飽きない内容でした。結構大事なポイントで「量」と「質」が逆になってたのも、狙ってやっていたことを疑いたくなるくらいの高得点でした。

前夜祭のあらたまさんの「やっていき」からキーノートのスライドの最後の「やっていきましょう」までが、何かつながっているかのように感じられ、日本のPerlコミュニティの精神は「やっていく」にあるのかなと思えるような締めでした。

自分の考えに過ぎませんが、「量」は機会と資本を増やすために必要で、機会を繰り返すことに伴い発生する気づきと、それを継続するための資本を蓄積することで「質」が獲得できるのはないかと考えており、その「質」がまた「量」に転化するというスパイラルを起こすことが重要で、どちらか一方だけ、というわけにはいかないだろうなと思います。

クロージング・移動

キーノートが終わるとクロージングが行われ、弊社スポンサー名が噛みかみに呼ばれるなどのシーンがあったものの、順調に閉会され、みなさんお疲れ様でした、感じで非常に良かったです。

その後、バス移動では深町先生と隣になり近況ばなしをしながら函館駅前まで無事搬送されました。バスを設えた実行委員会は本当にGJだったと思います。

懇親会

幾人かの方々とご挨拶したあと、明日も早いので早々に辞去させていただき、活イカ探索に街にでました。

最近は不漁だそうで、4軒ほどリジェクトされたのち、とある居酒屋に入店し、どうにか活イカをゲットして満足してホテルに戻りました。

札幌への移動

朝7時半にホテルをチェックアウトして、バスで函館空港に移動。

空港では遺愛女子高校の生徒が修学旅行にゆくようで、結構ごった返していたものの、皆さん育ちがいいのか手荷物検査場で混乱することもなく、スムーズにチェックインできました。

飛行機に乗ったらもう札幌にはすぐについてしまい、今回の旅はおしまいです。

最後にいくつか備忘録的に

  • 自分が参加したYAPCでは一番良かったと感じました。
  • スタッフの皆さんありがとうございました。
  • 函館は相変わらず飯がうまいです。
  • もう体力的に全部のトークを聞く力がなくなっているかもしれない。
  • 立場上コロナに掛かるわけに行かず、常にマスク着用を心がけ、大人数での飲み会も避ける必要があり、不義理となってしまい申し訳ございません。
  • 今回はごく一部の方しか注目されていないようでしたが、函館のミスドとそれをフランチャイズしているキングベークという函館のパン屋に注目すると良いと思います。

    kingbake.co.jp

YAPC::Hiroshima 2024行ってきた

KyotoやOkinawaは都合が合わずスキップしてしまったので、だいぶ久々、Tokyo以来じゃないか。

今回は、昔、だいぶお世話になった杜甫々さんがキーノートをされるということで、かなり楽しみにしていた。

広島入り

仕事のスケジュールもあり、木曜の夜に広島に入るのが良さそうと思っていたものの、その日に高知からお客様が来られることになり、空港の応接室を借りて打ち合わせしてから出発。

広島空港は例によって山をスパッと切って作ったような空港で着陸時はいつも冷や汗がでるが、満席の飛行機は無事着陸。

外国人も多く、満席のバスで広島駅新幹線口に移動。ホテルはいつもの東横インで広島駅新幹線口2に投宿した。

移動中にあまり片付かなかった仕事をどうにか片付け、ホテルの近所のお好み焼き屋さんで牡蠣入りお好み焼きを食う。うまい。

(夜中に腹が痛くなってトイレに籠ることになったが牡蠣は関係ないはず)

牡蠣入りお好み焼

前日および前夜祭

午後に袋町の某社での打ち合わせがあったものの、それ以外は予定を入れなかったが入らなかったので、午前中は宮島と厳島神社を見物(宮島競艇は開催していなかったのが残念だったが芦屋競艇の場外を1レースだけ買ってちょい勝ち)したり、広島港を見たり、広島競輪場読売新聞社杯を見物したり(そこでの勝ちからThe Perl Foundationへの樽募金に諭吉1名を寄付させていただいた)コメダ珈琲に行ったりして、夕方になった。

いかにも厳島神社の写真

Introduce Hono v4!!! (yusukebeさん)

yusukebeさん楽しそうで何より。元気そうでよかった。

JavaScriptぜんぜんわからんので内容はまったく理解できていない。(すみません)

Cache-Control: max-age=86400 (キャッシュバスターズ)

いろんなキャッシュがあるよね、というお話のよう。「確かに」という感じ。
でも漠然と理解していたことが、だいぶ整理されたので良かった。

番宣リレー

「鍋とワイン」覚えた。次に広島行くときは立ち寄りたい。

その後、どういうわけか『緊急の仕事』の依頼というのが入り、ビールもそこそこでホテルに戻ることに。(ホテルに帰って、調査したけど、アルコールも入っていたので「今日は無理だな。明日の朝やろう」と思って寝たけど。)

夜の原爆ドーム

本編

結局4時に起きてシャワーで覚醒してから『緊急の仕事』を片付けはじめ、7時半には目途がついたので、朝食を摂ってから元気よく国際会議場へ。

コミュニティと共に生きる - キャリアの螺旋 (曽根 壮大さん)

「計画的偶発性理論」というのが印象に残る。

VISAカードの裏側と “手が掛かる” 決済システムの育て方 (三谷さん)

非常に興味深い内容。金融なので正確さが必要なはずが、泥臭いマッチングロジックという局面もあるとのこと。

金融というミスが許されない仕事を受け止めてきちんと説明できている人々のお話しはとても貴重で、素直に良い話しだったと思う。

(ベストトーク賞に投票した)

Blogを作り、育み、慈しむ - Blog Hacks 2024 (Songmuさん)

「自分のブログを作り、メンテナンスし、運用し、そこで執筆する」って意識が高いな。

尊敬します。

非同期な開発体制を支えるドキュメント文化 (Konboiさん)

開発組織でのドキュメントの在り方に関するトーク

普段あまり意識していないが、まあでも、組織によって運用は違うもののドキュメントがないのは地獄。

ドキュメントは有って当然になるべき、とは思う。

好きな技術《コト》で、生きていく技術 (aerealさん)

とてもクレバーな人が当たり前のことを誰にでも分かり易く伝えるとこうなる、という話しだったように思う。面白くて勇気が湧く話しだった。

(ベストトーク賞をこちらに投票しようか本当に迷った。懇親会で同じテーブルの方と、このトークの件でだいぶ盛り上がったくらい。)

古い技術について—SMTP現代事情つまみ食い— (azumakuniyukiさん)

非常にタイムリーな話題。

SPF, DKIM, DMARCの概念がうまく呑み込めた。

しかし、メールムズイなというのはみんなが思っていたと思う。

ここへ来て脚光を浴びることになった、ぜんぜん古くない技術。

人類はまだメールを超える技術を手にしていないんやで。

平成のエンジニアから令和のエンジニアへの遺言 (登壇者の皆様)

ただ、一言いいたいのは「まだみんな若いやろ」ということ。

杜甫々さんキーノート

感激、感謝、感動、感涙(涙は出なかった)の嵐。広島来てよかった。

まだまだ続けられるらしいので、心から凄いなと思った。

おいおいマジかよ

キーノートが終わった後、なぜか杜甫々さんが私の隣の空いてる席に座られて、一言二言会話する機会があり、「若いころずいぶんお世話になりました」と、なんか変なことを口走ってしまう。

展示ブース訪問

Fastlyさんのパーカーが当たった。うれしい。大切に使います。

時々、ご当地の銘菓やドリンク類が提供されていて、少し貰えたけど、レモンケーキがもらえなかったのが残念。

はてなさんのコーヒー、DeNAさんのおむすび、おいしくいただきました。ありがとうございました。

懇親会

久しぶりなのもあって大変賑わってた。YAPCオリジナルクラフトビールが振る舞われたが、非常に美味しいものだった。

しかし、その日のホテルが小倉になったので、適当なところで市電と新幹線で移動。

広島の市電は本当に便利だし、大丈夫なのこれ?と思う安い運賃なので凄いな。

広島電鉄広島大学の奇跡のコラボ

その後

小倉に行ったのはちょうど小倉競馬の開催中で、指定席が確保できたせい。

小倉競馬場でしこたま負けて、小倉競輪場でちょっと取り戻しつつも、『緊急の仕事』の続きで競輪場のロイヤル席でパソコンを開く羽目になり、その後、翌日の福岡空港発のJAL新千歳空港に戻りましたとさ。

 

以上。